「何が起こるかわからないから面白い」三菱商事からFUNDBOOKへの転身

FUNDBOOKでは、様々なキャリアを持った中途入社メンバーが活躍中です。なかには、まったく異なる業種からM&Aの世界に挑戦しているメンバーも。そこで今回は、大手総合商社での安定を手放してFUNDBOOKに転職し、現在M&Aアドバイザーとして全国を飛び回っているエグゼクティブセールス本部の井上にインタビューをしました。

 

エグゼクティブセールス本部 エグゼキューション部 アソシエイト
井上 正貴(いのうえ まさたか)
1989年東京都生まれ。2013年に一橋大学を卒業し、三菱商事へ新卒入社。世界を舞台に、液化石油ガス(LPG)や液化天然ガス(LNG)を輸送するタンカーの売買仲介などを担当。各国のエネルギー会社、船会社、造船所の間に立ち、調整役として約4年奔走した後、自動車部門へ異動し、中東、ヨーロッパ、アフリカにおける戦略立案およびM&A案件を手がける。2019年1月FUNDBOOKへ入社。

学生時代は、どのようなキャリアを夢見ていましたか?

実は、大学生のときプロドラマーを目指してミュージシャンの付き人をしていました。大学卒業後も、そのまま音楽の道を突き進もうと思っていたので、ここだけの話、勉強は二の次な学生生活でしたね。でも、実際に付き人をしてみてわかったのが、多くのミュージシャンが仕事人生のピークを30歳前後で迎えているということ。早々にピークを迎えて、その後の何十年を、ゆっくりと次世代を導くポジションに就くのも悪くないとは思いますが、私は常にステップアップしていくようなキャリアを目指したかったので、別の道を探すことにしたんです。

数ある選択肢の中で、総合商社を選んだ理由は?

正直、プロドラマーを目指していたころに比べると、就職活動の段階までに「コレ!」というやりたいことが、明確に見極めきれてはいませんでした。とはいえ、「世の中に影響力を与える仕事に就きたい」という漠然とした思いはあったので、大手企業を中心に受けることにしたんです。国を超えるような大きなビジネスができるのは、やはり大手企業ならではのやりがいだと思ったので。その中でも、総合商社にしたのは、様々な事業部があって挑戦できる幅が広いと考えたから。なるべく将来の選択肢が狭くならない形にしたかったんです。

前職では、どのような仕事を手がけていたのですか?

天然ガスを運ぶLPG船の売買仲介、LNG船の国際入札対応などを手がけていました。国内外のエネルギー会社が船を購入するとき、世界中に声がかかり、総合商社は船会社とタッグを組んで落札を目指します。私が担当していたのは、どの造船所を使って、どの船会社に管理を任せて、どの銀行をファイナンサーにするか、といったスキームの策定や、案件の投資性評価。無事に落札できたら、今度は造船所に定期訪問して建造状況をチェックして、船が動き始めたら、次は運行管理して……と、トータルに携わっていました。自分たちが調達した船によって、日常に不可欠なエネルギーが支えられている。スケールの大きさという意味では楽しい仕事でしたね。

そんなやりがいのあるフィールドから、なぜ転職を考えたのですか?

どんな仕事も、最終的にはエンドユーザーの生活や人生を豊かにすることが最終目的だと思うんです。私は、船のほかに自動車ビジネスにも携わりましたので、車を例にさせてもらうと、車を買って使ってくれた人の生活が豊かになるというのが最終目的のはずじゃないですか。でも、商社での仕事はスケールが大きい分、エンドユーザーが豊かになったところまで実感として手応えがないんです。実際に、サウジアラビアのカーディーラーに訪問して在庫管理の指導や販売支援をしていましたが、「これ誰が喜んでいるんだろう」という気持ちになる瞬間がありまして。サウジアラビアのカーディーラーが儲かったかどうかより、誰かの人生にどれだけ影響を与えられるかの方が大事なんじゃないかと、次第にモヤモヤするようになっていったんです。

そのモヤモヤは、少しずつ大きくなっていったんですか?

そうですね、徐々にという感じでした。船を手がけているとき、ロンドンに駐在していたんですが、結構厳しい状況だったんです。英語が得意だったわけではないですし、文化も違うし、求められることもいろいろある……そんな大変なときこそ、大事なものが見えてくるんですよね。「自分が人生において大切にしたいことってなんだろう?」「自分はなんのために仕事をしているんだっけ?」と繰り返し考えていくうちに、目の前にいる人たちに深く関わって幸せにする仕事こそが、自分の人生を豊かにするのではないかと思うようになりました。大手企業に勤めていたら、私の葬式にはたくさんの人が来てくれるでしょう。でも、多いか少ないかはそんなに重要じゃないなと。それよりも、少人数でも心から「ありがとう」と言ってくれる人が集まるような、そんな最期を迎えられるのが、私にとっての豊かな人生だと考えたんです。

どのような経緯でFUNDBOOKを知ったのですか?

そのモヤモヤを抱えていたころに、友人の結婚式がありまして。私は新郎側として参列したのですが、新婦側にいた男性がM&A仲介会社に務めていたんです。先程お話したような自分なりの考えを伝えたら、すごく共感してくれて。彼の手がけている仕事が、まさに私がやりたかったものなんだろうなと思ったんですね。そんな偶然の出会いから、M&A仲介というビジネスを知ることができて、M&A仲介会社に転職しようと決意しました。それから色々と調べているうちに、FUNDBOOKという会社が最近、人も増えていて、M&A業界の中でも先進的な取り組みをしていると知りまして、ぜひ面接を受けてみたいと転職エージェントにコンタクトをとりました。

FUNDBOOKのどこに惹かれましたか?

転職するとき、せっかくの機会だからと思ってFUNDBOOK以外の会社も受けてみたんです。よく総合商社からの転職先として、経営コンサルタントになる人が多いので、その王道パターンを見てみたくて。でも、面接でお会いした方たちの仕事に対する考え方や価値観、人生観が、私にはあまり合わないような気がして。そのあとFUNDBOOKの面接を受けて、「ああ、やっぱりこの会社がいいな」と思いました。「なんで安定している大手から、うちのような新しい会社に?」と聞かれて、私にとっての“豊かさ”をお伝えしたところ、みなさんがその考えを尊重し、受け入れてくださった。1年半くらい悩んで悩んで、そうして出した答えが認められたというのが、何より嬉しかったですね。

入社して率直な感想は?

一緒に働くメンバーが魅力的です。FUNDBOOKは異業種やM&A未経験の人材も積極的に採用しているので、本当にみんな経歴がバラバラなんですよ。また、分業体制を敷いているので、インサイドセールスやマーケティングなど、異なるミッションを手がけているメンバーと接する場面もあって、新しい視点をもらえますし、純粋に面白いですよ。代表や役員との距離も近いですし、若くてバイタリティのある人ばかりなので、日々刺激をもらっています。

最もやりがいを感じる瞬間は?

M&Aアドバイザーは、思った通りとてもやりがいのある仕事です。オーナー様だけでなく、従業員の皆さん、そのご家族の人生に関わる仕事ですから。それだけに責任の大きさも感じています。最もやりがいを感じる瞬間は、やはりM&Aが成立したときでしょうか。M&Aが成立すると、成約式といって“企業同士の結婚式”のようなセレモニーを行なうんです。契約書類の受け渡しをして、譲渡企業のオーナーと譲受企業のオーナーが、それぞれ会社に対する想いを告げて、握手を交わして……それを見ると、胸が熱くなりますね。同じようにM&Aに携わる仕事でも、大企業同士のM&Aでは譲渡企業と譲受企業のそれぞれにアドバイザーがついて、顧客の利益を最大化させるよう争うんです。対して私たちの仕事は、様々な課題を抱えるオーナー様の人生にまで入り込みながら、理想的なパートナーを見つけ出し、両社の仲立ちをするというもの。仲介という仕事だからこそ、このような気持ちになるのだと思います。

どんな人がFUNDBOOKのM&Aアドバイザーに向いていると思いますか?

M&Aアドバイザーは、全国どこへでもオーナー様に会いに行きます。朝、網走に行って、夜、熊本にいるというのも珍しくありません。移動が多い仕事ですから、身体的なタフさはやはり必要ですね。ただ、一番は“視野の広い人”です。M&Aは、それまで大切に育ててきた会社や従業員を第三者に託すというものですから、オーナー様の気持ちが途中で揺らいでしまうこともあるんですよ。そんな心の変化に寄り添うことも大事です。また、譲受企業に対しても、条件の合う会社をただ紹介するだけではなく、しっかりと経営を引き継いでシナジーを発揮してもらえるよう、うまくコミュニケーションを取っていかなくてはなりません。テクニックうんぬんではなく、携わる人それぞれの立場になって気持ちを汲み取れるかどうか。その先を見据えてアドバイスができるかどうか。そうした視野の広さを持っている人が、M&Aアドバイザーに向いていると私は思います。

今後の目標は?

まだまだM&Aアドバイザーとしては新米なので、まずは目の前の仕事に一生懸命取り組んで成果を出し、メンバーをまとめられるようなリーダーになることを目指しています。それ以降は、わからないです。わからないから、面白いなって。総合商社では何年先に、どんなポジションについて、どんなミッションを手がけて……っていうのが見えてしまうんですよね。それを安定というのかもしれませんが、私にとっては、見える未来よりも、“見えない未来”が待っていて欲しい。見えないくらいのほうが、人生楽しいんじゃないかと思っています。今後も、一人一人のお客様の人生に寄り添いながら、私自身の人生も豊かにしていけたらいいなと考えています。

求人採用のエントリーはこちら

エントリー